アレンジメントの基礎用語と制作テクニック


このページでは、フラワーアレンジメントにおける基礎的な用語やテクニックについて不定期に更新していきます。アレンジメントがはじめて!という方はご覧ください。

ブログで発信している内容で徐々に増やしていきます!

また、テクニック的なことについては、これから動画も駆使しながらお見せできるように・・・がんばります!(いつになることやら・・・<苦笑)


基礎用語


ア行

アームレットコサージュ

 <armlet  corsage>

 

腕に着ける花飾り(コサージュ)

アームレットコサージュ・リストレットコサージュを作成するのに便利な物も出ています。腕輪のような形になっていて、サイズが簡単に変更できるので、アレンジメントし易く、装着も簡単に出来る優れものです

アソートメント  <assortment>

組み合わせた・分類された、と言う意味です。

フラワーデザインではいろいろな花や色を組合わせる事をいいます。

ヴァーティカル 

<vertical>

フラワーデザインでは、垂直に伸びたラインにデザインするワンサイド(片方見)のアレンジメントの事をいいます。詳しくはコチラを。(google検索)

オーバル  <oval>

楕円形・卵形。フラワーデザインでは、楕円形または卵形にデザインされるアレンジメントの事を指します。

 

 


カ行

ガーランド <garland>

元々、勝利の花輪・花冠と言う意味で、花輪やそれに見立てたものをインテリアとして飾る事を、ガーランドと呼んでいます。フラワーデザインでは複数の花や葉を長く繋いでいきます。

 

「ガーランド画像」で検索すると…いろいろな素材で繋いだものが掲載されていますとても参考になります。

カラーコーディネート <color coordination>

 

色をバランスよく組み合わせる事。フラワーデザインでは、花の色の組合せや調和が大切なポイントになります。「色の三属性」を理解するとバランスの良いカラーコーディネートが出来ます。

カリキュース 

<calli-cues>

ワイヤーにフローラルテープを巻き、その上からリボンを巻きつけた物をいいます。手首に花を付ける時の土台などに使ったり、ブーケの持ち手・ブートニアなどに使います。

カーリングリボン <curling ribbon>

カール加工されたリボンで、ハサミのエッジなどを使い、しごくとカールするリボンの事を言います。

ナイロン素材が多いのですが、布素材の物もカール加工された物が有ります。

 

ナイロン素材だと、価格も手頃なのでラッピングなどに使用するとボリュームがでますね

グリッタースプレー <glitter spray

 

ラメ入りのスプレー。花材などに吹き付け、着色・デコレーションする物をいいます。

 グルーピング 

<grouping>

 

直訳するとグループ分け・分類。フラワーアレンジメントでは同じ色や種類、同じ質感の花や葉をまとめて配置する事を言います。まとまりが出ます。

グルーガン&グルースティック

<glue gun&glue stick>

ステック状のグルー(グルースティック)を熱で溶かして接着するピストル型の器具です。

グルースティックは棒状の接着剤で、透明の他に色々な色が有ります。接着以外の用途でも使用できます。例えば昨年ハロウィンのアレンジで「クモの巣」を作ってみました。

グルーガン・グルースティック共に「高温タイプ」「低温タイプ」が有りますので、それぞれのタイプを間違えないよう使用してくださいね。

失敗談チュー間違えて「高温タイプ」のグルーガンに「低温タイプ」のグルースティックを入れたら……グルーガンの先から「たら~んとグルーが流れ出て…止まりませんでした~皆様くれぐれもお気をつけて。

クレッセント  

<crescent>

 

三日月・ミカ月形。フラワーデザインでは、ミカ月形にデザインされるアレンジメントの事を言います。縦型・横型・斜めにといろいろなアレンジメントができます。

コサージュ <corsage>

女性が衣服や身体に飾る小さな花飾りの総称。

喜ばしい事の式典に「コサージュ」をつけるのは、「お慶び申し上げます」という意味があるそうです(#^.^#)

コサージュをつけなくてはいけない という決まりはありませんが、「コサージュ」をつける方が礼儀正しいようです。また、華美すぎる物や派手すぎる物は避けた方が良いようです。


サ行

スクエア <square>

 

四角形・正方形。フラワーデザインでは、四角形にデザインされるアレンジメントの事を言います。


タ行

タッセル

<tassel>

タッセルとは、  毛糸・絹糸などを束ねた房飾りの事をいいます。衣類やカーテンなどの端につける事が良く知られています。「和」「洋」共にフラワーアレンジメントでも使用します。色や形も様々な物があり、アクセントとして使用します。

ためる <tameru>

堅い枝などを曲げ、角度をつける事。

 

ためが効く素材と効かない素材が有ります、素材が折れてしまわない様、注意しながら扱いましょう。

チキンワイヤー 

<chiken wire>

 

針金を網状に編んだ物。フラワーアレンジメントでは、主にファンデーションワーク(土台作り)に使用されます。チキンネット・ワイヤメッシュとも言われます。

ツイスティングメソッド   <twisting method>

ワイヤリングの基本手法の1つ。花や葉などの茎にワイヤーを巻きつける方法で、茎を長くしたり、小花を束ねる時の技法です。(あじさい・カスミソウ・ライスフラワーなど)

デコレーションワイヤー<decoration wire>

 

コイル状になったワイヤーです。伸ばすと螺旋状になり、主に装飾用に使います。

 

キラキラして素敵です。

トピアリー  <topiary>

 

幾何学模様や動物の形などに刈り込んだ樹木。また,その技法の事をいいます。フラワーアレンジメントでは、丸いトピアリーボールに色々な花材で丸く仕上げていく事が多いですね~。色々変形も有りますが…。このように下準備をしてアレンジしていきます。

ドライフォーム <dry form>

主にドライフラワー・プリザードフラワー・アーティフィシャルフラワーなどのアレンジメントに使用する吸水しないタイプのフォーム。【吸水するタイプはフローラルフォームと呼ばれています】ドライフラワーやワイヤリングしたプリザードフラワーを挿すのに適した硬さでできています。


ナ行

 ニッパー <nipper>
太めのワイヤーや束ねたワイヤーを切断するときに役立ちます。フローリストバサミで切りにくい場合など。またリースで、切り枝を組み上げて作る際にはワイヤーを多用しますので、力を入れずに切ることが出来るので重宝しますよ!

ハ行

 パラレル 

<parallel>

 

平行。フラワーデザインでは、花材を平行に並べて挿す方法で、垂直・斜め・横など花の向きは自由です。

ピンセット   <pincettes>

ピンセットと言えば…そうビックリマークご家庭に1本はありますね。あの、ピンセットです。

フラワーアレンジメントで多用します。

細かい作業に重宝するのです、できれば先が曲がっている物の方が使いやすいですね。

 

100円均一の物でも十分使えます。

フューネラルフラワー <funeral flower>

フューネラルとは「葬式」と言う意味です。

 

ご葬儀の場合は生花を使用する事が通常です。また、お仏壇に飾る葬花では、最近プリザーブドフラワーなど、水替えが不要で長持ちのする花材でのアレンジメントが増えてきている様に思います。

ブーケホルダー<bouquet holder>

ハンドル(持ち手)がついたプラスチック製のフレームにフローラルフォームがセットされている、ブーケ制作用の器具です。

フローラルフォーム(緑部分)に吸水させて使用しますので、比較的長時間お花を保つ事ができます。また、吸水せずに「プリザーブドフラワー」や「アーティフィシャルフラワー」等をアレンジする事もできます。

 

生花でアレンジする場合!持ち手の中に有る「紐(モール)」はとても大切です。出来上がり後、持ち手部分に少し水を入れ、そのモールからフローラルフォームに吸水さると長持ちするそうです。

フレンチボウ 

<french bow>

 

リボンワークの1つです🎀リボンをねじってループを作り、ワイヤーなどで留めたもの。花束などに良くついています。プリザーブドフラワーアレンジメント等ではアレンジメントの中に良く使います、リボンの種類などによってとても華やかになります。カラーバリエーション・柄・素材により表情が豊かになります。

フローラルテープ  <floral tape>

粘着剤を練り込んだ紙製のテープで、伸ばすと粘着力が高まります。必ず伸ばしながら使用しましょう。花材にかけたワイヤーを固定したり、目立たなくする為に巻いたり、直接花の茎をまとめたりする時に使用します。色々な色が有るので、用途に合わせて使い分けます。

 

例えばブーケだと、「白」を使ったりします。

プリザーブドフラワー<preserved flower>

プリザーブドとは「保存する」と言う意味。

特殊な液体を吸収させて、生花のように柔らかく保存加工された花材の事。

花・グリーン・果物など様々な種類が有ります。

 

しかし、永久保存では無く 23年位が美しい状態です。保存方法によっては、退色が早まったりします。ご注意くださいね!

 

フックメソッド <hookmethod>

ワイヤリングの技法で、ワイヤーの先を「かぎ状」に曲げて引っ掛ける方法。

 

「菊(マム)」や「ガーベラ」など、またブーケに使う「ローズ」などにも使います。

ペタル <petal>

花びら・花弁。

 

フラワーデザインでは、ローズメリアの場合に違う色のペタル(花びら)を使ったり、異素材のタペルを使ったりします。異素材とは「布」「紙・和紙」「皮」「ナイロン素材」などをペタル(花びら)の形に整えて使用します。


マ行

面取り(めんとり)

<mentori>

 

ドライフォーム・フローラルフォームの角を削る事。(お野菜の面取りをイメージして下さい)フォームの崩れを防ぎ、花材を挿しやすくする為に行います。

メリア<mellia>

メリアとは…花びら又は葉を幾重にも重ね合わせて、1輪の大きな花に再構成した物です。

ローズメリアが良く作られますがなんと 中心となる薔薇以外の数輪の薔薇の花びらを全てバラバラにして、また、1枚ずつ花びらを貼っていきます なかなかバランスが難しいのです。

花びら以外の異素材を花びら型にカットして、差し込む事も有ります。大変ですが楽しい作業で~す!

モスmoss

「苔(こけ)」の事です。

 

フィンランドモス・アイスランドモス・スパニッシュモス・ヤマゴケ・ミズゴケ・シートモスなどなど、様々な種類が有ります。また色も数種類有り、フローラルフォームのカバーやデコレーション・アレンジメントの一部として、目的に合わせて使い分けます。


ヤ行

Uピン(ゆーぴん)

<U -pin>

 

ワイヤーをU字形に曲げたもの。形の定まりにくい「モス」等をドライフォームや吸水性スポンジに止め付けるのに便利です。ワイヤーを適当な長さに切って曲げる事で、簡単に作る事が出来ます。


ラ行

ラウンド <round>

フラワーデザインでは、360c°どの方向から見ても、半円球にデザインされるアレンジメントの事です。「オールラウンド」「ドーム」とも言います。私も「プリザードフラワー」を習う1番最初に教わりました。基本ですね!簡単そうで難しい・・・バランスが…。美しく見せるにはちょっとテクニックが必要です。

リース <wreath>

花輪・花冠。花以外の素材も使います。

リースは「始まりもなく終わりもない、永遠の象徴」とされ、昔から人々の愛情を示す花飾りとして、存在しています。生花の場合は吸水性スポンジのリースベースに花材を挿すのがアレンジし易く、長持ちします。ドライフラワーやアートフラワー・プリザーブドフラワーなど、補水の必要が無い素材はドライ用のスポンジベースに挿したり接着したり。いろいろな制作方法が有ります。沢山あり過ぎてこちらでは紹介しきれません。そこで「リースの作り方」でとてもわかりやすい「本」が有りましたのでご紹介します。

「季節のフラワーリース基礎レッスン」

 橋口 学さん著    橋口さん情報はこちらから

 

  リストレットコサージュ<wristle tcorsage>

 

手首から手の甲にかけて飾る花飾り(コサージュ)

アームレットコサージュ・リストレットコサージュを作成するのに便利な物も出ています。腕輪のような形になっていて、サイズが簡単に変更できるので、アレンジメントし易く、装着も簡単に出来る優れものです

 


ワ行

ワイヤー<wire>

ワイヤーにはいろいろな種類があります。

はだかワイヤー(銀色のワイヤー)・地巻きワイヤー(緑や茶色など)また、太さが数種類あり、それぞれ番号が付いています。数字が大きくなる程「細く」小さくなる程「太く」なります。#18#30位の番手が有ればアレンジの幅が広がります。目的や加工する材料に合わせてワイヤーを選択しましょう。

ワイヤリング <wiring>

ワイヤリングとは…花材にワイヤーをかける事。ブーケやコサージュいろいろなアレンジ作品を制作する上で必要なワイヤー技法です。

良く使う技法…ピアスメソッド(写真)

花の蕚や茎の部分に、茎に対して垂直になるよう、横からワイヤーを突き刺します。

花にワイヤーを挿すなんて…と、最初はドキドキしました が、ワイヤリングを身につけるといろいろなアレンジが楽しめますよ~


制作テクニック


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